行動パターン

私たちの日常生活は、多くの場合、一定の行動パターンで成り立っている。たとえば、朝は6時に起きる。起きたらトイレ、洗面を済ませる。窓を開ける。朝刊を取りに行く。そして、お湯を沸かしてお茶を飲む、などと朝の行動パターンは人それぞれに決まっている。

 一日の生活スケジュールだけではない。行動パターンには次のようなものまで考えられる。例えば入浴。まず石鹸やシャンプーでよく身体を洗ってから湯船に入るか、とりあえず湯船に浸かって、それから身体を洗うか、人それぞれだ。それぞれがその人にとって心地よい。

 順番でいえば、皆さんは身体のどこから洗いますか?私は頭から洗う。昔、ある落語家が「汚れを落とす場合、上から下が合理的だ、だから頭からが洗う」と言ったのを聞いて、私もそれ以来そうしている。

 さらに細かいことを聞きますが、皆さんは右足から洗いますか、左足からですか?無意識にしている行動であるかもしれないが、決まっている。もちろん特に決まっていない、その時の気分という、行動パターンの人もいるから面白い。

 行動パターンには、その人の性格、考え方、生き方、趣味・嗜好などがよく表れると言われる。新聞はどこから読みますか?食事の時、おいしいものから食べますか、それとも後で食べますか?たまには自分の行動を見直すのも面白いかもしれない。

 休日の過ごし方も人ぞれぞれで面白い。北九州にいた頃の私の場合、半日ゆっくり過ごせるとしたら、ほぼ行動パターンは決まっていた。まず本屋へ行く。本を1、2冊買って、喫茶店へ。そこで心置きなく読みふける。頭や目が疲れてきたところで、スーパー銭湯へ。そこでゆっくり湯船に浸かって、「極楽、極楽」とつぶやく(牧師なのに「極楽」とはちょっと変かな?)。私はこれを勝手に「極楽への三角ルート」と呼んでいた。

 日曜日の行動パターンはもちろん礼拝から始まる。これこそまさに「天国へのルート」。