「ひだまり」の近況報告  

社会的に弱い立場にある人たちへ生活の改善や自立のための支援などを行うことを目的とする「サポーティングハウスひだまり」が代官町のアパートを借りて活動を始めたのが6年前。はじめは手探り状態であったが、皆さんのご協力のおかげで一定の成果を上げることが出来ました。

 居宅設定ができた方は40人を越え、食事会の開催、ひだまり農園の野菜作り・販売、生活相談、追悼集会、講演会など、諸活動も行ってきました。仲間が平塚市でホームレス支援の活動を始めてから13年になります。現在ホームレスの方の数は半数ほどになっています。生活保護を受けた方、亡くなられた方などが主な理由と考えられます。それと連動してシェルターとしての「ひだまり」の利用者もかなり減少しました。今までは利用者からの利用料(多くは生活保護費より)と皆さんからの会費、寄付で運営してきましたが、月5万円の家賃負担が難しくなってきました。そこで活動の拠点であった「ひだまり」の賃貸契約を5月で解約し、今後は当教会の教育館を緊急シェルターとして活用することにしました。

 また、ひだまり農園も中心的に農作業をされていた方がやめることになり、本当に残念ですが7月で閉園することになりました。今までひだまり農園の野菜を楽しみにして購入していただいた方、本当にありがとうございました。

 現在もホームレスに限らず様々な生活相談が寄せられています。ホームレス、DV、依存症、精神障害など家族関係が複雑に関係し解決が難しい問題などの相談が増えてきています。私たちもすべてに対応できるほどの力はありませんが、支援してくださる方のお力と長年の運動のネットワーク、行政との協力関係など最大限活用して支援していきたいと願っています。生活相談、緊急シェルター、追悼集会、広報活動などはコツコツ続けていきます。今後ともご支援、ご指導をどうぞ宜しくお願いいたします。