6月21日の伝道礼拝でのT姉の証し

証しの時が与えられ、心から感謝いたします。今年は戦後70年、そして今月は平塚バプテスト教会創立65周年という大きな節目の月となりました。

 …(略)…私が平塚教会に導かれたのは、19歳の時であります。初代牧師、故長尾三二先生が伝道を開始されたのが戦後間もない1946年(昭和21年)、そして1950年(昭和25年)6月18日教会組織総会、教会の献堂式が翌年1951年(昭和26年)10月7日です。

 その後、アメリカの宣教師ドジャー先生の特別伝道礼拝におきまして、心から罪を悔い改め、イエス・キリストを救い主と信じる決心をいたしました。献堂式から一か月後の11月18日に長尾三二牧師の司式のもと、バプテスマの恵みに与りました。

 戦後の混乱と貧困のため教育を受けられなかった私は、悲しみの中、希望を無くしておりましたけれど、キリストの愛に心開かれ、愛に満たされ、喜びあふれる教会生活を始めることが出来ました。

 今、改めて教会の歴史と共に振り返り、82歳のこの時まで、どのような時も、神様はいつも私と共にいてくださいました。私の弱さや嘆き、病の苦しみ、愛する方々との別れ、親兄弟の死、夫の死、流した涙をすべて神様の前に差し出し、信じて祈るとき、一切を感謝に変えて愛と平安とに満たしてくださいました。

 現在は長男と20年前に信仰が与えられた長女に支えられて、杉野牧師のもと、教会の礼拝、そして教会学校に感謝して出席することが出来ています。新しい時代の中で福音が豊かに宣べ伝えられますように、これからも平塚教会の働きのため、また奉仕者のため心からお祈りいたします。

 「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。これこそ、イエス・キリストにおいて、神があなたがたに望んでおられることである」(テサロニケの信徒への手紙一5章16-18節)。この証しの時を感謝します。