オーケストラに学ぶ 

音楽オンチで門外漢の私は、10数年前にオーケストラに関するある話を聞き、大変感動を覚えました。音楽ファンやクラッシックファンなら誰でも知っていることだろうけれども、私には新鮮で今まで以上にオーケストラに興味を持つようになりました。

 オーケストラを聴きに行きますと、演奏の始まる直前に「ブォー」と、それぞれの楽器が音合わせをします。以前の私は音合わせなんかまったく興味もなく、「さあ始まるぞ」という期待感でその時を過ごしていました。

 最初に音を出すのは「オーボエ」という楽器の奏者です。次に、それに合わせてコンサートマスターと呼ばれるバイオリン奏者が音を出し、そして残りの楽器奏者が次々に音を合わせていくのです。

 そんなことも知らなかった私ですが、感動したのは、なぜ「オーボエ」を基準にするのか、という話なのです。「オーボエ」は奏者自身がナイフを使って削った2枚のリードを振動させることによって音を出すために、音の高さを変えるには、そのリードの幅や長さを調整するしかありません。演奏当日にその場で音程を調整するのは無理なのだそうです。だから周りの楽器が「オーボエ」に音程を合わせるのだそうです。

 この話は、私に一つの真理を教えてくれました。フルオーケストラでは一般的に100名前後の演奏家たちが音を創り出していくわけですが、オーケストラが調和を保ち美しい音色で演奏されるのは、即座に音程調整の難しいオーボエに、他の楽器が合わせ、お互いがお互いの音を尊重しながら、自分の出すべき音を出しているからです。

 これと同様、教会や家族においても、その集団に属する全員が調和して生きていくには、そのメンバーが最も弱い者(最も小さき者)に合わせ、手を伸ばして、そしてお互いを尊重し行動するときに美しい世界が出来上がっていくのではないだろうかということです。

 「あなたがたに勧めます。怠けている者たちを戒めなさい。気落ちしている者たちを励ましなさい。弱い者たちを助けなさい。すべての人に対して忍耐強く接しなさい」(第一テサロニケ5:14)。

平塚バプテスト教会

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