新来者や求道者をどう迎えるか

先週、「協力伝道会議」のことを書きました。その会議のための「事前配布資料」が先日、連盟宣教部より配布されました(5部、会堂の後ろに置いておきます。お読みください)。その資料に「新来者や求道者をどう迎えるか」という項目があり、さっそく読んでみて、ドキッとさせられました。キーワードは「パラダイムシフト」であると分かっているのですが、具体的に考えてみる必要を教えられました。以下、引用して紹介します。

 新来者が来ると嬉しいですね。でも、次の週に来て下さらなかったときは、ほんとうに落ち込みます。新来者や求道者の存在は、教会にとって、間違いなく「元気の源」です。ところで、「パラダイムシフト」(発想の転換)という点で見つめ直してみたいことがあります。新来者が定着し始めますと、教会は「新来者クラス」とか「求道者クラス」という学びを意識し始めます。そして「キリスト教ABC」とか「教会生活入門」などを学んでもらいたいと考えます。でも、その前に……。

 そもそも、その新来者がある日突然、礼拝に来られたということは、とても奇跡的なことなのです。ですから、教会がまずしなければならないことは、「いったいあなたの中にどんな渇きがあったの」「あなたが生きるために何を求めようとしたの」とその方から聴かせていただく姿勢をもつことではないでしょうか。つまり、「教会が語るべき事」を知っているのは、教会ではなくその新来者なのだということです。

 教会は、人間に大切なものを「教会が持っている」と考えやすいですが、そうではなく、教会が人間の人生やいのちについて語るべき事は、教会の外から飛び込んでくる、という事実に気づくべきです。そして、その新来者といっしょに、教会が、聖書から聴き、一緒に学んで行く。このような「構え方」や「向かい合い方」のチェンジも、パラダイムシフトなのです。