最近、心に残った言葉

最近読んだ本や新聞などから、心に残った言葉や文章を拾ってみました。各種の情報が氾濫する日常生活で、時に立ち止まって沈思黙考したいもの。

 「人間は自分のことしか考えない」と思うのは絶望、「人間は他人のことを真剣に考えられる」と思うのは希望。(末井昭、朝日新聞「逆風満帆」3月7日付)。

 ダメな看護師さんというのはわかりやすい。患者さんが「胸が痛いんです」と言ってくると、「大変だ、先生呼んできます」と自分もパニック状態になってしまうような人。これはダメだ。標準的な看護師さんは、「胸が痛いんです」と言われると、「どう痛いんですか?」「どこが痛いんですか?」「いつから痛いんですか?」と問いかける。これは当たり前の行為。しかし、患者さん受けのいい、コミュニケーション能力の高いとされる看護師さんは、そうは答えないそうだ。患者さんから「胸が痛いんです」と言われると、そのまま「あぁ、胸が痛いんですね」と、まずオウム返しに答える。ただの繰り返しに過ぎないのだが、これが一番患者さんを安心させるらしい。(平田オリザ、『わかりあえないことから』講談社現代新書177p)。

 戦争を知らない世代が増えています、という問いに対して、なかにし礼(作家・作詞家)は、安倍さんも戦争を知らない。祖父の怨念を引きずって行動している。それにみんなが付いていく。「この道しかない」とは本当に怖い言葉で、何でもOKになってしまう。かつて「満蒙は日本の生命線なり」とか「アジア解放」とか言いながら真珠湾攻撃に至ったように。僕は日本が丸腰であるべきだと思うぐらい、日本のこの前の戦争は罪深かったと思っています。その罪深さを忘れるわけじゃないですか。歴史を修正して。僕は戦争経験者だから、国家はどんな残酷なことも、どんな非道なこともするんだということを知っているから、と答えている。(朝日新聞「人生の贈りもの」2月12日付)。

 

平塚バプテスト教会

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