人見知りの克服

子どもの頃、親たちから「鬼味噌なんだから」とよく言われた。田舎の方言で、内弁慶の意味であったり、人見知りのことをいう。確かに子どもの頃、いつも母親の陰に隠れて、「あいさつしなさい」とか、「返事は」と言われても後ろに引っ込むばかりであった。家の中ではよくしゃべるのに。

  先日の朝日新聞に「人見知り」に関する記事があった。人見知りとは、人前で話す際に極度に緊張してしまう「あがり症」や、積極的に行動できない「引っ込み思案」のことを指す、とあった。顔が赤くなったり手が震えたりするのは、人見知りの代表的な体の反応、という。ストレスが生じて交感神経が活発になった結果、こういう反応が起こる、とあった。

  確かに覚えがある。小学5年生の時、学級委員に選ばれて、担任から前に出て挨拶しなさいと言われて前に出た時、顔が真っ赤になって、クラスのみんなに笑われたことがあった。顔が真っ赤になったのを面白がっただけだと分かっていたから、バカにされたとかいう思いはなかった。それより、これから何かと人前に出て司会をしたり、号令をかけたり、挨拶をしたりということができるだろうかという不安の方が大きかったことをよく覚えている。

  同級生などから、「お前が人前でしゃべる教師をやっているなんて考えられない」と冗談半分に言われたりしたが、何事も経験。場数を踏むごとに度胸もついてきたし、人との対応の仕方も覚えた。またいろいろ学んだり工夫したりして克服してきた。

  30代のころ、グランドに集まった二千人の教職員を前に、ストライキ決行前の演説とシュプレヒコールを初めてやらされたときは、さすがに足がガクガクふるえて相当緊張した。しゃべる内容を書いたメモを手に、深呼吸して一気にやった。メモはいざという時に見られるという安心感を与え、深呼吸は副交感神経を活発にさせ、リラックスを促す。このようなちょっとしたコツを覚えておくといい。他にも克服のコツはある。皆さんはどのようなコツを?

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