レント(四旬節・受難節)

今年もイースターが近づいてきました。4月16日です。クリスマスと比べてイースターは盛り上がりませんが、レントの意味を知れば致し方ありません。しかしキリスト者にとっては大事な時です。

  そのレントはイースターの前の6回の日曜日を除く、40日間を指しています。ですからレントを四旬節ともいいます。レントは水曜日から始まることになるので、この日は悔い改めを示す「灰の水曜日」と呼ばれてきました。

  イースターは、春分後の最初の満月直後の日曜日と定められていて、年によって日が変わりますから、レントの始まり(灰の水曜日)も年ごとに変わります。ちなみに、今年は3月1日が「灰の水曜日」でした。

  ではなぜ、灰の日と呼ばれるのかと言いますと、それは深い悔い改めや悲しみをあらわす聖書的な象徴として「灰」が出てくるからです(ヨブ記2:8、イザヤ61:3,ヨナ書3:6など)。前年のしゅろの日曜日に配られたしゅろの枝を燃やした灰を悔い改めのしるしとして頭にかぶったり、額に付けるなどして、四旬節に入る決意を新たにする教会もあります。この日からキリストの十字架の苦難をしのぶ期間に入ります。

  40日というのは、主イエスの、40日間の荒野の誘惑、さらにイスラエルの40年間の荒野の旅路に対応している数です。そして、レントの最後の週、主イエスがエルサレムに入城された日曜日から「受難週」が始まります。マルコ福音書によると、木曜日が最後の晩餐・ゲッセマネ・逮捕、金曜日がピラトの裁判と判決・十字架の主の死・埋葬、土曜日が女たちが香油を準備したこととなっています。

  レントは何よりも、世界の罪を担ってくださったキリストの苦しみと十字架の死が告知され、私たちの悔い改めと感謝と献身の信仰が深められる時ですから、大切に覚えたいと思います。そして私たちは、イエス・キリストの福音が告げ知らせる神の慈しみと赦しとを思い起こし、与えられている信仰がさらに新しくされて、復活の朝を迎えたいと思います。

平塚バプテスト教会