命は時間の中にある 

久しぶりに本屋さん行った。行くと必ず本を買いたくなる。読みかけの本がいっぱいあるのに。買いたくなるというより、読みたい本に出会いたいという気持ちが強い。店に入ると目に飛び込んできたのが、日野原重明先生の『生きていくあなたへ』(幻冬舎 2017)。迷わず買った。

 日野原先生は今年の7月に召天された。この本は、亡くなられる半年前に、時にはベットに横たわりながら話されたことをまとめたものである。この本は、先生も「私はなるべくたくさんの人に伝わりやすいようにと思い、言葉を紡いできました」と書かれているようにわかりやすい。しかし中身は味わい深い。

 「先生は命の尊さを伝える活動を続けてこられましたが、命とはどんなものなのでしょうか?」と問われて、「命とは、目に見えないけれど確かに存在する、エネルギー体のようなものです」と答えられる。では、そのエネルギーはどこに存在するのかというと、「命というのは君たちが使える時間の中にあるんだよ」と子どもたちに伝えてきたと言われる。

 「時間の中にある」。このとらえ方はとても新鮮で目が開かれた。その時間をどのように使うべきか、どのように使えば「生きる」のか、「命」となるのか?考えさせられる。先生は子どもたちに「子どものうちは与えられている時間を全部自分のために使いなさい。だけれども、君たちが大きくなったら、その時間をほかの人のため、社会のために使わないといけない。そう気づく時が必ず来るよ」と話される。自分の命を十全に生きるとは他者のために使うこと。それは「隣人を愛しなさい」につながるだろう。

 さらに「そして地上での時間が終わったとき、神様が天秤を持って待っているのです。生きてきた時間のうち、人のために使った時間が多いか、自分のために使った時間が多いかをはかって、人のために使ったほうが多い人が天国に行けるんだよ」と子どもたちに話される。

平塚バプテスト教会

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