イースターおめでとう

イースター(復活祭)おめでとうございます。イースターはイエス・キリストが死からよみがえられたことをお祝いする日です。キリストの復活は、「死者のよみがえり」「死の克服、いのちの勝利」という希望の告知です。そしてそれはキリストへの信仰だけが明らかにしてくれる、神の秘儀です。教会はこの復活の告知から出発しました。
 「キリストが復活しなかったのなら、私たちの宣教は無駄であるし、あなたがたの信仰も無駄です」(第一コリント15:14)。

 そのようにイースターは教会ではクリスマスと並んで大切な喜びの祝祭ですが、クリスマスに比べ日本ではなかなか広まりません。それは、イースターが春分以後の最初の満月の次の日曜日となっていて、日にちが毎年違うことも原因の一つかも知れません。それはともあれ、新聞報道によると、最近、バレンタインデーやハロウィンのようにイースターも商機ととらえ、コンビニなどがいろいろな商品を開発して大々的に宣伝をしているそうです。数年後には日本でもイースターが「なに、それッ」と言われることもなくなるかもしれませんね。

 教会は世間の騒ぎとは別に、信仰に立って、心からのお祝いをしたい。感謝の祈りをしたい。
 「イエスは言われた。『わたしは復活であり、命である。わたしを信じる者は、死んでも生きる』」(ヨハネ福音書11:25) 。
 ルターの復活日の祈り。
 「全能なる神よ、あなたは、御子の死によって罪と死とを滅ぼされ、御子の復活によって清浄と永遠の生命とを回復されました。それは私たちが悪の支配からあがない出され、あなたの御国に生きるためであります。私たちが、全心をもってこのことを信じ、この信仰にかたく留まり、常にあなたをたたえ、あなたに感謝することができるようにしてください。世々限りなく、あなたと聖霊と共にひとりの神として生きて統べ治められる御子、イエス・キリストによって祈ります。アーメン」。