聖書の「神」ってな~に?


  今回は当教会の信仰告白の第2項「神」について。聖書のいうところの「神」ってな~に?と問われても、そう簡単にうまくまとめて言えるものではない。そもそも聖書は「神」について書かれた書物なのだから、最後はご自分で聖書全体を通して読まれることをお勧めします。

  当教会の信仰告白「神」の項目「イエス・キリストにおいてご自身を啓示された生ける神こそ、父、子、聖霊として働かれる唯一の全知全能の神である。神は、愛と恵みとをもって天地を創造し、これを支配される。」

  前回の「聖書」の項目の時にも書いたが、信仰告白の文言はすべて聖書のみ言葉に根拠づけられて作られているので、今回もできるだけ根拠となるみ言葉を紹介して、聖書の「神」ってな~に?の問いに答えてみたい。

  「主イエス・キリストの恵み、神の愛、聖霊の交わりが、あなたがた一同と共にあるように」(Ⅱコリント13:13)。三位一体の神であること、私たちと共におられる方であることを示している。

  次のマタイ福音書1:23はそのことを提示する。「『見よ、おとめが身ごもって男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる。』この名は、『神は我々と共におられる』という意味である」。神の愛についてはⅠヨハネ4:12が有名。「いまだかつて神を見た者はいません。わたしたちが互いに愛し合うならば、神はわたしたちの内にとどまってくださり、神の愛がわたしたちの内で全うされているのです」。神が私たちに内在する(共におられる)方であり、愛の方であることがわかる。

  その神の愛ってどんなものなのかを見てみよう。「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである」(ヨハネ福音書3:16)。神の働きの目的もこの御言葉でよく分かる。この聖句は「聖書の中の聖書」と言われている有名なもの。暗唱されるといいでしょう。以上、ごく一部の参照聖句での解説となりました。